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【ダイヤモンド】ダイヤの価値基準②（鑑定士 小嶋）
2014/10/06
こんばんはっ。
鑑定士の小嶋です！
本日15:48から放送でした弊社代表上條が出演いたしました「FBS福岡放送めんたいワイド」
ご覧、お楽しみいただけましたでしょうか？
僕は業務まっただ中でしたので、録画映像を観るのを楽しみに本ブログを記載中です♪
それにしても、めんたいワイドってユニークなネーミングですねっ。勝手に「明太子から抜粋したのではないか」と思っています（違かったらどうしよう）
ところで皆様！
ダイヤモンドってたくさんのカット面が施されていますが、何面体-めんたい-かご存知でしょうか？
正解は58面体-めんたい-が主流！ですっ。
・・・。めんたい繋がりから強引にお話をスライドさせてしまいましたが、
この度は前回の続きという事でダイヤモンドの価値基準４Cのうち２つめのC
「Cut-カット-」について書かせていただきたく存じます。
カットは４Cのうち（一般的に）唯一ダイヤモンドの輝きを人為的にコントロール出来る項目であり、
他の３つのCを左右する重要な項目の一つですので、数行で完結できる項目ではありませんが
兎にも角にも
皆様がお知りになりたいのは
私のダイヤどうなのよっ！
という事ですね？
まず、カットの評価の対象となるのは、皆様がダイヤモンドと聞いたときに高確率でイメージされる「あの形」のダイヤモンドです。
ラウンドブリリアントカットと呼びまして、
市場に流出しているラウンドブリリアントカットのダイヤモンドの殆どは58面体のカット面数となっております！
※ファンシーカットと呼ばれるハート型やしずく型、楕円形などのカットが施されたダイヤモンドはカット評価のテーブルには乗りません。
カット項目において、ラウンドブリリアントカットのカットバランスがいかに取れ、優れているかが、ダイヤモンドの輝き及び価値を前後させます。
ぱっと見の形は同じなのですが、その精度が重要となるわけです。ダイヤモンドも人間と同じ「ないすばでぃが良い！」ということなのですね。
さあ皆様、お手持ちの鑑定書を開いてみてください。
そちらにカットを示す項目がありますね？
カット項目にはなんと記録されていますか？
気になるグレード順ですが
EXCELLENT＞Very Good＞Good＞FAIR＞POORの順で、
右にスライドするに従い、カットのグレードは堕ちます。
左にスライドするに従い、ダイヤモンドの輝きは増し、カット項目のうちの
①カット②ポリッシュ（研磨状態）③シンメトリー（対称性）の３つ全てがEXCELLENT評価のものは
3EX-トリプルエクセレント（なんかかっこいい響きですね！）と呼ばれ、
3EXのダイヤモンドは専用のスコープ（ダイヤモンドのレントゲンみたいなものですかね）を用いて上から見るとくっきりと8本の矢、
下からですと8つのハートの影がしっかりと現れるハート＆キューピッドという愛称も与えられています。
僕は略してハトキュー！ハトキュー！！と呼んでいますが、ハトの名前ではありません。
ちなみにこのハトキューの出現でダイヤモンドへ付加価値を与えているのは日本くらいらしいですが、
カットが良い程、ハートと矢がくっきり確認できるようになるのは確かです。
Very Good程度のカットでもハートと矢の確認を取ることは出来ますが、ところどころ不安定な部分が見受けられ、
輝きも3EXには敵いません。
が！しかしっ！！
先日の記事に書かせていただいた４Cのうちのひとつ「クラリティ」が最低ですと、
いくらカットが3EXであっても、輝きが最高とは呼べないケースも出てきます。
兼ね合いが大事という事ですねっ。
カットによってクラリティを削ぎ落とす事はもちろん考え付きますが、そうなれば、ダイヤモンドの面積は減っていきます・・。
クラリティ、カットが良くなっても、ダイヤモンドの面積が減って、小ぶりになってしまいますね。
カットの仕方ひとつで他の項目も左右されるので、難しいところです。
ダイヤモンドの価値基準の２項目目、カット-Cut-に関して簡易的にお話させていただきましたが、
そういえばどうして58面体-めんたい-なの？ですとか、一番輝くのがラウンドブリリアントカットなのに、
どうしてわざわざファンシーカットにするの？とか58面体より増やしたらどうなるの？ですとか
色んな興味も湧いて来ますよね♪
前回もぼやきましたがダイヤモンドは奥が深いです、
カットに関してもまだまだ書ききれないのが本音ですが、この度はこれにて失礼させていただきたいと思いますっ。
皆様のお手持ちのダイヤモンド、上の項目のうちどれに当てはまりましたか（＾ω＾）？
鑑定書がなくてわからない・・自分のダイヤモンドのカット知りたい・・・
そんなあなた様は続きのお話も含め是非！御徒町FLAWLESSにて直接ご確認くださいませ♪
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げます♪
鑑定士 小嶋
