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【象牙】倉庫から神様!?(鑑定士 乳原)
2014/07/18
鑑定士の乳原(チチハラ)です。
クーラーのよく効いた部屋から一歩も出たくないような日が増えてきましたね。
でも、うっかり油断をしたら風邪を引いてしまいそうです。
そんなこの時期にご紹介したいのは、東京都にお住まいのお客様にお持ちいただいた、30年物の象牙の布袋様です。
七福神の中で唯一、中国の禅僧として実在したことがわかっているのがこの人です。
大柄で立派な風格をした人ですが、生前はお寺に住むこともなく、雪の中でも平気で過ごされていたのだとか。
このたびお持ちいただいた布袋様は、最初の頃こそ玄関に飾ってあったものの、幾度も模様替えを繰り返すうち、いつの間にか狭い物置きの倉庫が定住場所に……。
いくら雪の上で平気な布袋様も、これではたまりませんよね(笑)
そういえば、布袋様の袋は堪忍袋だ、とも言われています。
宝の持ち腐れ、という言葉もありますが、あまりご利益物を惨めな場所に捨て置いてしまっていては、仏の顔も三度まで、いつか意地悪な運を招いてしまうかもしれません。(汗)
今回のお客様も、鑑定に出すような品物なのかと恐る恐るご相談いただきましたが、象牙の価値だけでなく、デザインや製作者などの観点からも鑑定させていただきました。
恥ずかしくなんてないんです!
是非、皆さまのお悩みを私たちFlawlessに聞かせてください!