アンティークジュエリーの歴史
アンティージュエリーの歴史?というと難しく感じるかもしれませんが時代背景×流行ファッションの歴史とも言えるでしょう。
「アンティークジュエリーとは・・・?」
・・・古代では自然物(骨や歯、貝や木、石など)を素材とした「ステータス」を表す装飾品でした。
日本の歴史の教科書の中でも見たことがありますね!!
宝飾品の「アンティーク」や「ヴィンテージ」などよく耳にする言葉ですが、そもそもアンティークジュエリーとは・・・?
日本に入ってくるアンティークジュエリーはイギリスのヴィクトリア時代(1830年代 ? 1900年代前後)のジュエリーの宝飾品が圧倒的に多いです。
産業革命をいち早く成し遂げたイギリスは海洋大帝国となり、世界中から富や財宝が集まりました。
社交界で披露されるは世界最新のファッションは、こちらも最新の印刷技術により一般市民の話題や注目の的となりました。
豊かな環境において成熟した文化において、ジュエリーは淑女の必需品でした。
また、財産としての役割も果たしていました。
一般的にアンティークジュエリーは、「欧米で制作され、かつ100年以上を経過している宝飾品で骨董的価値を持つ装飾品のこと」と言われています。
市場に出回るのは製作から200年以内のものが多くを占めます。
アール・ヌーボー(19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動)やアール・デコ(ヨーロッパおよびアメリカ合衆国(ニューヨーク)を中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向。
幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つ)期のジュエリーが、アンティークジュエリーの代表と言えるでしょう。
その中でも、以前、お伝えしたヴィクトリア王朝時代も含む18世紀初期のイギリスを中心にした約200年間は、宝飾史上最も繁栄を極め、今日でも使われる宝飾素材や技法がほぼ出揃いましたので、アンティークジュエリーのみならずジュエリーの歴史にとって黄金期と言えるでしょう。
アンティークジュエリーの時代
【ジョージア時代】(1714年?1837年頃)
高度経済成長期で宝石が多くで出回った時代。
ヴィクトリア時代は繊細で上品なジュエリーが創られた大英帝国の華やかな時代、ジュエリー史においては重要な時代であった。
【エドワード時代】(1901年?1914年頃)
新素材プラチナの登場。ダイヤモンドジュエリーの人気も高まった時代。
ヴィクトリア時代とは変わった、洗練されて都会的なデザインが特徴。
イギリスのアンティークジュエリー史で重要な時代。
【アールヌーヴォー】(1895年?1910年頃)フランスを中心に開花。
宝石や細工が重視された時代とは変わって、芸術を意識した独創的なデザイン重視の時代。
【アール デコ】(1910年頃?1910年頃)フランスを中心に開花。
第一次大戦後の変革期、華やかなジュエリーと共に実用的なデザインが大衆に受け入れられる。
古今東西の様々な装飾芸術の影響を受け、芸術を意識した独創的なデザイン重視の時代。
激動の時代、大きな時流の変化により、王侯貴族の文化から大衆へ・・・そして現在につながる古き良き時代伝統と新しい時代流れとの融合。
奥の深いアンティージュエリーを取り入れたファッションを楽しみたいですね!
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