バカラグラスの魅力
「バカラ(Baccarat)」
多くの著名人やセレブが愛用していることでも知られ、憧れのブランドの イメージが強いのではないでしょうか?
そんなバカラの魅力を紹介します。
そもそもバカラって?
フランス屈指のラグジュアリーブランド。
美しいクリスタルガラスのアイテム製造を手がけており、世界中で愛されている人気メーカーです。
バカラとはフランスのロレーヌ地方にある村の名前です。
ルイ15世がガラス産業で一儲けしようとした結果、18世紀にクリスタルガラスを作ることに成功しました。
品質の高さから求める人は途絶えなく、フランスを筆頭に、ヨーロッパの王室や日本の皇室までバカラを愛用する方は世界中にいます。
現在でも、フランスの大統領府の晩餐会のテーブルを飾るのはバカラだそうです。
他社のクリスタルと何が違う?
クリスタル=水晶 をイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、水晶じゃなくてガラスです。
クリスタルガラスとは、簡単に言うと、より無色透明で高品質な美しいガラスのことです。
現在、最も多く利用されているガラスは、「ソーダガラス」と呼ばれています。
一般的には、そのソーダガラスの成分に、酸化鉛を加えて形づくられたものが、 「クリスタルガラス」と呼ばれています。
酸化鉛を加えることにより、ガラスの透明度、光の反射率、屈折率が高まり、 カットなどを加えると七色に輝きます。
さらに鉛を30%以上含有しているものを「フルレッドクリスタル」って呼びます。
しかし、ただ単に酸化鉛が含まれていればクリスタルと呼べるわけではありません。
クリスタルと呼ぶ一般的な定義が存在します。
1971年にフランスで行政命令が発布。
光の屈折率が1.545以上のガラスを指すもの、また、酸化鉛の含有率が、ガラス全体の24%以上のものをクリスタルと呼ぶ。
通常のクリスタルの含有率はだいたい24%
バカラクリスタルの含有率は酸化鉛がガラス全体の、30%もの高い割合を占めているのです。
そのため、ガラスの透明度、光の反射率、屈折率が高まり、また、比重が大きくなるとともに、ガラスを「ポン」と叩けば、澄んだ綺麗な音がします。
「鉛が多く含まれていれば、良いガラスなの?」と思いがちですが、一概にそうとは言えません。
全体的な化学組成の調整が重要であり、高度な製造技術が必要になります。
その高度な製造技術が他社のクリスタルとの違いです。
心奪われる美しいカッティング
繊細なカッティングから、力強さを感じさせる大胆なカッティングまで。
バカラのグラスはどれもこだわりに満ちたカッティングで彩られています。
飲み口は薄く作られていることが多く、飲み物を上品で繊細な口当たりに変えてくれます。
一流ならではのこだわり
技術だけでなく品質基準がかなり厳しく、製造された商品のうち、消費者の手に渡るのは6~7割とか。
残りは、破棄されてしまうそうです。
もったいなく感じてしまいますが、この強い品質へのこだわりが250年間本物であり続けている理由なのでしょう。
また、バカラ社には、日本でいう「人間国宝」に相当するフランスのM.O.F(国家最優秀職人)を50人以上も輩出しているそうです。
さすが、一流のブランドですよね。
長い歴史による高度な技術、酸化鉛の含有率、品質基準の高さなどによって、より美しいバカラのクリスタルガラスが誕生し、不動の人気を支えているのでしょう。
伝統のある一流ブランド。バカラ。
グラスを購入して、その輝き、カッティングや口当たりなど試してみてはいかがでしょうか。
特別な日やプレゼントにも素敵ですよね。
(画像の出典:https://goo.gl/berfxm)
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