2月の宝石アメジスト
2月ですね。
2月と言えば聖バレンタインデー！
ハート、愛、チョコレートなどの言葉が思い浮かびますね。
「そんな2月の誕生石アメジストは、愛の守護石とも呼ばれます。
石言葉は、誠実・心の平和・高貴・愛情・調整。
2月にぴったりの宝石ですよね。
今回はそんなアメジストについてのお話です。
アメジストとは
アメジストは紫色の美しい石で、和名は紫水晶といいます。
部位によって紫色の濃淡が違うのが特徴です。
色が均一で濃いものはジュエリーとして扱われることもあります。
数ある産出地の中でも、ブラジルのブラジルのリオ・グランデ・ドスール州は世界最大の紫水晶の産地として有名です。
また、スリランカ、マダガスカル、中央アフリカでは質の良い石が産出されます。
日本では、宮城県白石市の雨塚山や鳥取県で産出されます。
高貴な紫
アメジストの紫色は、冷静さや、感情のコントロール
疲れた心を癒し、落ち着かせ、穏やかな安らぎを与えてくれるといわれてます。
紫色は、様々な宗教で高位の人しか身につけてはならない色とされ、日本でも高貴な色として扱われていました。
歴史的には、聖徳太子が定めた『冠位十二階』で最高位の色として崇められたことが有名です。
中国も同様で以前は皇帝だけが身につけることを許されていた色でした。
キリスト教では「司教の石」とされ、宗教儀式の際にアメジストを身につけていたようです。
アメジストにまつわる伝説
アメジストという名前は、amethystosという[酒に酔わない]というギリシャ語が語源となっています。
なぜ[酒に酔わない]という言葉が由来となったのでしょう？
それはギリシャ神話のとあるお話にさかのぼります。
ある日、酔っぱらった酒の神バッカスは、戯れに
「これから最初に会う人間を、家来の猛獣に襲わせよう」と思いつきます。
そこに通りかかってしまったのは、月の女神ダイアナに仕える官女アメジスト。
今にもアメジストが襲われるといったその時、事態に気づいた月の女神ダイアナは彼女を救うために、アメジストの身体を純白の水晶に変身させます。
その後酔いから醒めたバッカスは深く反省し、贖罪の気持ちを込めその水晶に葡萄酒を注ぎました。
するとたちまち水晶は透き通った紫色に変わり、美しい宝石となったのです。
この伝説から、古代ローマではアメジストから作られた杯でお酒を飲むと悪酔いしないという古くからの言い伝えがあるそうです。
また、お酒からだけではなく人生の悪酔いから持ち主を守ってくれるともいわれています。
高貴な紫色の宝石、アメジスト。
さまざまな濃淡のアメジストの中から好みのものを探したり、悪酔いからのお守りとして身に着けてみるのはいかがでしょう？
（画像の出典：https://goo.gl/BXj6fj）
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