シルバージュエリーのお手入れ方法
- 投稿日:2017年9月21日
- 最終更新日:2022年1月20日
シルバーは白く美しい光沢を持っており、かつ柔らかく加工しやすい金属であるため、昔からジュエリーや装飾品に使われてきました。しかし保管の状態により、自然と黒ずんでしまう場合もあります。使用したら柔らかい布などで表面を拭いてからケースへしまうなど、お手入れをしっかりしてから保管するということが大切です。
シルバー買取相場一覧表はこちらただ、一度黒ずんでしまったようなシルバーのアクセサリーでも、簡単に黒ずみを取って元の輝きを取り戻せます。お客様の大切なシルバーアクセサリーを長く綺麗にお使いいただくために、ここでは、シルバージュエリーのお手入れ方法をいくつかご紹介いたします。
シルバーのお手入れ方法
気になるシルバーの黒ずみは、酸化ではなく、硫化といわれています。つまり、酸素ではなく、空気中に僅かに存在している硫黄や、人の皮脂などに含まれるタンパク質、化粧品などに含まれる硫黄分と反応して、自然と黒くなっているのです。そのためシルバーへ化粧品の成分を付着させたまま放置したり、手で触れた後お手入れせずに保管したりすることも、黒ずみを発生させる原因となります。
シルバーに黒ずみを発生させる大きな原因は硫黄ですので、日頃から硫黄分をシルバーに付着させないというのが重要です。硫黄というと温泉を思い浮かべる方も多いかと思いますが、先に挙げたものの他にも、日焼け止めや香水、輪ゴムなどにも含まれています。これらに付着したら、綺麗に拭き取るなどのお手入れをすることをお勧めします。汗も変色の原因となるので、スポーツをする時などはシルバーのアクセサリーを身につけない方が無難です。またお手入れをする際は、化粧品を触ったままの手で扱わず、手を綺麗に洗ってからお手入れをしましょう。
黒ずんでいないシルバーであれば、日頃のお手入れを行うことで輝きを保てます。シルバーのジュエリーを身につけた後は、多少の手間をかけてでもきちんとお手入れするとよいでしょう。こういったひと手間を行うかどうかだけでも、シルバーのジュエリーを綺麗なまま長持ちさせられるかが決まってきます。
シルバージュエリーのお手入れ方法をいくつかご紹介します。
- 使ったあとは、柔らかい布で表面を拭い、汚れを拭き取ります。メガネを拭くような目の細かい布で拭くようにしましょう。タオルやティッシュペーパーだと傷つく恐れがあります。
- 保管する場合は、空気に触れないように小さいチャック付きのビニール袋などに入れましょう。そうすることによって、シルバージュエリーが空気にさらされにくくなり、黒ずみにくくなります。100円ショップなどに売っている、小さなジップ付きの袋などを利用しても構いません。袋に何個かシルバーのアクセサリーを一緒に入れるとぶつかって傷つくおそれがあるので、出来れば1袋に1個ずつ入れて保管するのがおすすめです。
- ターコイズなどの宝石がはめこまれているものや、いぶし銀加工されたもの以外であれば、薄めた中性洗剤で洗うのもよいでしょう。食器用洗剤などをスポンジに含ませ、優しく磨きます。洗った後は水ですすいで、良く拭いて水気を取り除き、袋に入れて保管します。
- もちろん、輪ゴムや化粧品などと一緒に保管するのは良くありません。
黒ずんだシルバーを綺麗にする方法
お手入れを行っていても、シルバーが黒ずんでしまうようなこともあります。そんなときは、黒ずみをとって輝きを取り戻す方法がいくつかあります。シルバー専用の布か貴金属専用の布で拭く方法です。専用の布には研磨剤が含まれているので、特に平面をきれいに磨くのにとても便利です。拭くと布に黒ずみが付着して黒くなるので、汚れが落ちているというのが実感できるでしょう。ただあまりにも力を入れてゴシゴシ拭くと、シルバーの表面までも研磨してしまいますので、拭きすぎないようにお手入れしましょう。
身近にあるものを使う方法としては、重曹があります。重曹に水を少し混ぜてペースト状にして、シルバーに直接付けて指でこすります。重曹と水で炭酸が発生し、シルバーに付いた黒ずみを重曹の粒子で研磨します。こすっていると指に落ちてきた黒ずみの黒いものが付着するので、綺麗になっていることがわかります。最後は水洗いして、拭いて水気を取って乾燥させて保管します。重曹と同じようにして使えるのが、歯磨き粉です。歯磨き粉にも研磨剤や界面活性剤が含まれており、すでにペースト状になっているので、そのままシルバーに付けて、指でこすれば黒ずみが落ちます。細かい指の届かないところは、歯ブラシを使って磨くと良いです。こちらも磨きすぎると、シルバー自体を研磨するので注意しましょう。歯磨き粉で磨いた後も、水で洗って水気を拭いて乾燥させて保管します。
ただ中には汚れが付いて酷い、変色が激しいと言うこともあり、磨くだけではなかなか汚れが落ちない場合もあります。そのような場合は以下のお手入れ方法を使うと綺麗にできます。
1. まずはアルミホイル・重曹・耐熱容器・お湯を用意します。
2. 耐熱容器の底にアルミホイルを敷き、重曹大さじ1杯入れて、熱湯を注ぎます。
3. そこにシルバーのアクセサリーを入れて、お湯が冷めるまで5分から10分放置します。
4. お湯が冷めて手で触れるぐらいになったら、お湯の中からシルバーのアクセサリーを取りだし、水で良く洗い柔らかい布で拭き、完全に水気を取り、乾燥させます。
シルバーと化学反応を起こした硫黄がアルミと結合し、硫黄が取れて元のシルバーの色になります。重曹はこの化学反応を手助けする役割があります。直接磨かないので傷つけたり余計に研磨したりする心配もなく、少しだけ黒ずんだ場合にもおすすめです。ただし、この方法は宝石の付いたシルバーやいぶし銀では破損させるおそれがあるので、行なわないでください。
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