ダイヤモンドがエンゲージリングに選ばれる理由｜金・貴金属買取の御徒町フローレス

結婚する際、愛の証、誓いの印として欠かせないエンゲージリング。エンゲージリングにダイヤモンドの指輪を選ぶ方は非常に多く、大半の方がエンゲージリングにふさわしい宝石はダイヤモンドというイメージを持っておられます。実際に古くからエンゲージリング＝ダイヤモンドといった風潮は色濃く、若い方から年配の方まで、同様の印象をお持ちです。

法的にエンゲージリングはダイヤモンドでなければならないなどと決められているわけでもなければ、他の石にする場合にも、特別に問題がないのにも関わらず、なぜ人々はエンゲージリングにダイヤモンドを選ぶのでしょうか。ダイヤモンド以外をあしらった指輪を使用して問題ないのです。いったい、どうじてそのような風潮ができあがっているのか、理由について特集しました。

ダイヤモンド＝エンゲージリングなのはなぜ？

結婚するということは、しばしば様々な言葉に言い換えられます。『ゴールイン』や『固い絆』、『永遠の愛』といったワードを耳にしたことのある方も少なくないことでしょう。その上で、ダイヤモンドという石に連想させるようなワードがこれらにぴったりであることに気づくことでしょう。ダイヤモンドは、『ゴールイン』や『固い絆』、『永遠の愛』といった言葉にぴったりな特長が詰まった宝石です。

また、エンゲージリングにダイヤモンドが選ばれる理由としては多くの高価な宝石の中でもダイヤモンドは、ひときわ特別な存在であり、特に高価な宝石であることも要因であるかもしれません。エンゲージリングとして永遠の愛を誓うために用意した指輪に、誰でも手が届くような安物の石がついていたら、少しがっかりしてしまうかもしれません。間違いのない価値を誇るダイヤモンドがあしらわれたエンゲージリングなら、これからの人生をずっと一緒に歩んでいきたいという、エンゲージリングを送る側の気持ちを感じることが出来ますし、女性の方にもずっと大切にしていきたいと思って貰えるかもしれません。シンプルな理由ではありますが、ダイヤモンドの石自体が高額であることは、ダイヤモンドがエンゲージリングとして選ばれる重要な理由となっています。

ダイヤモンドの硬度についてもエンゲージリングとしてダイヤモンドが選ばれるワケがあります。ダイヤモンドは 地表から深さ200km程度、マントルという非常に高圧な場所で生成される石です。宝石の中でもトップクラスの硬度があり、自然界の物質の中で一番硬いといわれています。『ダイヤモンドは硬い』という事実は、『固い絆』や『永遠』といった言葉に結び付けられます。高い硬度を誇るダイヤモンドをエンゲージリングの石に選ぶことで、『強固な絆』、『幸せな結婚生活』を願うことができるのです。

さらにもうひとつ、ダイヤモンドは耐久性についてもダイヤモンドがエンゲージリング向きの宝石であるといわれる理由があります。ファッションリングではないエンゲージリングは、それこそ永遠に使い続ける存在です。近年は必ずしも指につけ続けなければいけないといった風潮は薄らいできていますが、それでも大事に持ち続けることに変わりはありません。また親から子供にエンゲージリングを受け継ぐ方も少なくはありません。 ダイヤモンドは硬いため、大変傷つきにくい性質があります。ダイヤモンドは、色移りによる変色の心配もほぼ無く、太陽光による色あせも起こりません。ダイヤモンドはイメージだけでなく、物理的な特徴においてもエンゲージリング向きの宝石なのです。

ダイヤモンドの石のもつ意味とは

それぞれの宝石には意味が存在することをご存知でしょうか。石の持つ意味は石言葉とも呼ばれ、宝石好きの方の中には、石言葉を意識して宝石を選ぶ方もいらっしゃいます。たとえば、エメラルドなら安定・明晰・満足・喜び、オパールなら創造・活力・純真無垢、アメジストは決断・心の平和・調和といった具合です。もちろん、ダイヤモンドの石にもそういった石言葉があります。ダイヤモンドの意味は、純潔・永遠の絆・純真無垢だそうです。石言葉をみてもダイヤモンドは結婚向き、エンゲージリングにぴったりの宝石であるといえるのではないでしょうか。 ダイヤモンドをエンゲージリングとして送ることはすばらしい結婚生活を願うこと、強固な夫婦関係を誓うことを意味しているのです。これもまた、エンゲージリングにダイヤモンドが選ばれやすい大きな理由であるといえます。

ダイヤモンドの伝説

ダイヤモンドにはエンゲージリングにふさわしい伝説があります。

ダイヤモンドは自然界で一番硬い素材で、ダイヤモンドのカットにはやはりダイヤモンドを用います。ダイヤモンヨーロッパの貴族たちの間に宝飾品として流通し始めたのは紀元前7～8世紀であるといわれていますが、ダイヤモンドはその硬さゆえに加工が難しく、権威や富の象徴として王侯貴族に崇められてはいたものの、原石の結晶自体を利用することが難しく、現在に比べると、宝石としてはあまり親しまれているとはいえない状況でありました。

ダイヤモンドが研磨されるようになったのは発見からかなり時期の経過した15世紀半ば、ベルギーでの出来事です。ある男性がダイヤモンドの原石の加工を依頼されました。それまでダイヤモンドの研磨は硬くて不可能であるとされていましたから、かなりの無理難題であったといえることでしょう。そのため依頼主は、もしダイヤモンドの研磨に成功すれば娘を嫁に与えるという約束を取り交わしました。男は、見事にダイヤモンドの研磨を成功させ、結婚を果たしたのです。ダイヤモンドの美しい宝石の誕生は、一組の男女を結婚へと導いたのです。

この逸話が背景にあり、エンゲージリング＝ダイヤモンドというイメージはより一層深みを増しているのです。 様々な要因を持ちながら、今もなお、結婚の象徴としてダイヤモンドが愛され続けていることを納得することができるのではないでしょうか。

このようにダイヤモンドは多くの理由からエンゲージリングとして定番の宝石となっています。もちろん、エンゲージリングはダイヤモンドでなければならないという決まりはありませんし、個性や経済面を尊重して他の宝石を選んでも良いかもしれません。ですが、長年に渡り手にし続ける以上、やはりふさわしい特長を多く含むダイヤモンドは、エンゲージリングの理想であるに違いありません。

エンゲージリングにダイヤモンドが選ばれるもう一つの理由としては、ダイヤモンドの指輪は婚約者に何かがあった場合や、結婚生活の中で起こる予期せぬ困難な状況の際に高額での換金が可能であるという要因もあります。思い入れのあるダイヤモンドリングの査定をご希望の際には、お客さまのお気持ちも鑑みて高額査定に努めさせていただきます。