ダイヤモンドの類似石には、天然のような輝きを持つものもあります。しかし、自宅でできる簡単な方法で、天然と類似石を見分けることができます。この記事では、類似石の特徴や、見分け方をご紹介します。「タンスに眠っているダイヤモンドを今後買い取ってもらいたい…」という方は必見です!
\ この記事のまとめ /
- ・ダイヤモンドと類似石の違いは「輝き」「硬度」「熱伝導率」「透明度」にある
- ・ダイヤモンドの類似石には「キュービックジルコニア」や「モアサナイト」や「ジルコン」などがある
- ・類似石の見分け方には水を垂らす方法や息を吹きかける、冷蔵庫に入れるなど自宅で簡単な方法でできる
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ダイヤモンドの類似石ってどんな特徴がある?
ダイヤモンドは永遠の輝きを持つ宝石としてとても人気が高いですが、市場にはダイヤモンドに非常によく似た”類似石”も多く出回っています。ダイヤモンドと類似石を見分けるのは、専門家でも難しい場合がありますが、いくつか簡単な見分け方もありますので是非注目して見てみてください。
では、いったいどんな特徴があるでしょうか。
ダイヤモンドと類似石の違いとは?
ダイヤモンドは、その輝きと希少性から、多くの人々に憧れられる宝石です。しかし、市場には類似石があるのも事実です。では、天然ダイヤモンドと類似石はどのような点が異なるのでしょうか。
実は、ダイヤモンドと類似石とではあらゆる条件が異なります。詳しく見ていきましょう。
輝き
ダイヤモンドは、強い輝きと分散を示します。分散とは、光がプリズムのように屈折し、虹色の光を放つ現象です。類似石は輝き極端で、虹色の輝きが非常に強いものもあれば、輝きが非常に弱い類似石もあります。
硬度
ダイヤモンドは非常に硬い鉱物です。モース硬度10という硬度を持ち、他の鉱物に傷をつけることができます。類似石はダイヤモンドより硬度が低いため、傷がつきやすい、または欠けやすいものなどもあります。
熱伝導率
ダイヤモンドは熱伝導率が高く、熱が素早く伝わる性質があります。ダイヤモンドは冷たいと感じ、類似石の多くは冷たいと感じないことがあります。
透明度
ダイヤモンドは、強い輝きと分散を示します。分散とは、光がプリズムのように屈折し、虹色の光を放つ現象です。類似石は輝き極端で、虹色の輝きが非常に強いものもあれば、輝きが非常に弱い類似石もあります。
ダイヤモンドの類似石に使われている素材とは
ダイヤモンドの類似石によく使われている素材には、以下のようなものがあります。
キュービックジルコニア
ダイヤモンドによく似た見た目をしており、最も一般的な代用品として使用される素材です。透明度が高く輝きが強いところが特徴で、比較的安価で手に入れることができます。
モアサナイト
ダイヤモンドは「炭素」が使われるのに対し、モアサナイトは「S炭化ケイ素」が使われています。しかも、ダイヤモンドの評価基準で使われる「4C」(カット・カラット・カラー・クラリティー)がモアサナイトにも設けられています。
ダイヤモンドよりも強い光の分散をし、虹色の輝きが特徴です。キュービックジルコニアよりもダイヤモンドに近い屈折率を持つため、よりダイヤモンドに近い輝きを放ちます。
ジルコン
実は、ダイヤモンド同様ジルコンも天然鉱物の一種で、ダイヤモンドと似た輝きを持っているため、ダイヤモンドの代用品として使用されています。ファッションジュエリーとしてよく使用されています。
合成ダイヤモンド
人工的に作られたダイヤモンドであり、合成ダイヤモンドは研究所・工房(Laborarory)で作られた人工ダイヤモンドです。そのため、「ラボグロウンダイヤモンド」とも呼ばれます。天然ダイヤモンドと結晶構造や化学組成が同一であることから、熱伝導率の計測やダイヤモンドテスターを使った鑑定を行ったとしても、天然ダイヤモンドと差異がありません。そのことから、人工ダイヤモンドとはいえ「ダイヤモンド」であることが科学的にも証明されたのです。
また、不純物を含まない上鉱山を採掘しないという点から環境へも配慮した素材であることから、サステナブルなエジカルジュエリーとして注目をされています。
これらの素材は、一見するとダイヤモンドのように見えるものもありますが、自宅で見分ける方法というのもあります。これらは詳しく下記でご紹介します。
または、合成ダイヤモンドのような人の目だけでは見分けがつかないような素材の場合、専門家による鑑定や専用の機器を使用することで判別ができます。
【自宅でできる】類似石とダイヤモンドの見分け方
ダイヤモンドの輝きには魅了されますが、類似石との見分けが難しいと感じたことはありませんか?自宅で試せる方法があります。
水を垂らす
ダイヤモンドかどうかを判断するための簡易的な方法の1つとして、水滴テストを行うことが挙げられます。
具体的なやり方は、ダイヤモンドの尖った面に水を一滴垂らします。水がダイヤモンドに広がらず、小さな水玉を形成する場合は、ダイヤモンドである可能性があります。これは、ダイヤモンドの親油性(水よりも油分子と結合しやすい)によるものです。
親油性とは、ある物質が油や脂肪酸に溶けやすく馴染みやすい性質を持っていることを指します。水は親油性の高い物質との親和性が低い分、水を垂らすとベターっと広がることなく小さな水玉を形成します。ただし、このテストは完全に正確ではない場合もあります。そのため、水滴テストは他のテストと組み合わせて使用するのが最適な方法です。
息を吹きかける
息を吹きかけることで、ダイヤモンドと類似石とを簡易的に区別することができます。
ダイヤモンドは熱伝導率が高く、息を吹きかけるとすぐにクモリが取れます。
一方、類似石の多くは熱伝導率が低いため、息を吹きかけてもクモリが長く残ります。
この方法は外出先でも気軽にできるため、ダイヤモンドを購入する際に覚えておくと便利な方法でもあります。
冷蔵庫に入れてみる
ダイヤモンドと類似石を見分ける方法はいくつかありますが、冷蔵庫に入れてみるという方法があります。ダイヤモンドは熱伝導率が高いため、冷たい表面に触れるとすぐに冷たくなります。類似石は熱伝導率が低いため、ダイヤモンドと比べると、冷たくなるまでに時間がかかります。
この方法を試すには、石を冷蔵庫に入れ、30秒ほど待ってから取り出します。石が冷たく感じられたら、ダイヤモンドである可能性が高いです。
一方、石が冷たく感じられない場合、その他の石である可能性があります。ただし、この方法は100%正確ではありません。一部の類似石は、ダイヤモンドとほぼ同じように冷たくなるように作られているからです。また、ダイヤモンドのサイズや形状によっても、冷たくなるまでの時間は異なります。
拡大鏡やルーペで表面を確認する
拡大鏡やルーペを使って表面を注意深く観察することで、ダイヤモンドと類似石の見分けがつく場合があります。ダイヤモンドは表面が滑らかで傷が少ないのに対し、類似石は表面がざらざらしていたり、傷がたくさんついていることがあります。また、ダイヤモンドは光を反射して虹色の輝きを放ちますが、類似石は光を反射しても虹色の輝きは見られないことがあります。
紙に線を描き、透明性を確かめる
紙に線を引いて透明性をチェックすることで、ダイヤモンドと類似石を見分けることができます。ダイヤモンドの場合は光の屈折率が高いため、線がほとんど見えなくなります。対する類似石はダイヤモンドよりも屈折率が低いことがあるため、線がはっきりと見えるなどのことがあります。
ダイヤモンドテスターを使う
ダイヤモンドか否かを簡易的に見極めるには、ダイヤモンドテスタ―を使用するというのもポイントです。
たとえばジルコンは、硬度や熱伝導率もダイヤモンドと比べると低いため、ダイヤモンドテスターを使うことでジルコンかダイヤモンドかを見分けることができます。
上記の方法で判断できない場合は、専門家である宝石鑑定士に鑑定してもらうといいでしょう。
もし自分の目で判断できない場合は専門の鑑定士に依頼しよう!
ダイヤモンドと類似石を見分ける方法をご紹介しました。とても簡単な方法で見極められるダイヤモンドではありますが、実際の所簡単に見極められない素材というのもあります。特に、合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンドに関しては、プロでも見極めが難しいとされていて、家で簡単に調べられるわけではない素材のためきちんと専門の鑑定士が在籍する買取店などで査定を依頼することをおすすめします。
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